絞り模様を広げてくれた女子中学生の作品
万葉調の香気がしのばれる優美で鮮やかな栗山家の古代鹿角紫根染・茜染は、見る人の心を惹きつけ遠く王朝の世界へと誘います。
そんな栗山家の茜染「花輪絞り」に魅せられたのでしょうか。絞り模様を広げてくれた女子中学生の作品が印象的でした(☆。☆)
本染を前に、花輪中学校の生徒たちは夏休みの炎天下、工房でハンカチの下染を手伝ってくれ、120回も繰り返す反物の下染にも取り組み、汗だくになりながら作業の大変さを実感したようでした。
下染を終えた布はじっくりと寝かせ、その後絞りを施して迎えた本染の作業、そして絞りを解く瞬間は格別です。
花と輪をあしらった絞り模様がふんわりと茜色に浮かび上がり、まさにかづの乙女にお似合いです。
郷土への愛着が芽生え、期待以上に広がる生徒たちの行動力が頼もしく思えてきます♥♥♥