秋田県知事賞を受賞いたしました

お誘いを頂き、秋田県美術工芸協会展に急きょ出品することになり、日本ムラサキと日本茜を使って古代技法で染めた紫根染と茜染をついたてに飾ってみました。
奈良時代から鹿角に伝承されてきたと言われる染め物を知っていただく機会になればと思い、ようやく決断して秋田市のアトリオンへ・・・。
「時を超えて~万葉の香気 かづの紫・茜」
なんと!思いもしない展開で
秋田県知事賞を受賞いたしました♬
右端の紬1反の立枠絞りの古代鹿角茜染は、さわふたぎで120回の下染をし、日本茜による本染12回で6年かかって染めたものです。
レースのようにも見える寿光織絹地は、椿による下染と日本ムラサキによる本染まで2年がかりで染めた古代鹿角紫根染です。
日本ムラサキの花をイメージした古代鹿角紫根染やしだれ桜を絞りにした鹿角茜染など、華やかな万葉の彩りです。
下の着物とダリアの花は、平成21年の下染から10年後の本染まで長い時間をかけて染め上げた綸子の振り袖の古布で作った小物たちです。
ABS秋田放送テレビeveryの突撃インタビューにおろおろしてしまいました(笑)
秋田市のアトリオン2階にて9月28日まで開催しています。