アメリカまで渡った栗山家の紫根染
ニューヨークにお住まいの会員さんが、海を越えアメリカまで渡った栗山家の紫根染の画像を送ってくださいました。
異国の地で鹿角の紫根染・茜染に深い思いを寄せている友人のためにと、お友達が贈ってくださったのだそうです。
人間国宝栗山文次郎さんが染めた包み袱紗です。
匂い立つような高貴なかづの紫。
時を経るごとに鮮やかさを増すと言われる栗山家の染めの素晴らしさを感じています。
伊勢神宮の遷宮式にもおさめられた文次郎さんの染めた茜染は、燃えるような夕茜色です。花輪高校の同窓会の記念誌等にも使われています。
今では、あまり見ることのできない貴重な栗山家の染め物です。