目覚めの時を待つ古代技法による鹿角茜染
かつて、かづの乙女たちの憧れの色だったという古代鹿角茜染(☆。☆)
オレンジ色がかった色合いは、優雅で上品だと言われます。
まもなく統合校となる県立花輪高校の十周年記念誌は、人間国宝栗山文次郎さんの作品が表紙を彩っています。
この色合いに近づくには、先ずは鹿角に自生する日本茜を染料とし、何よりも下染を入念に回数を重ねて寝かせなければなりません。
その後に染める本染(一日いっぱいの難儀な作業)が、この色の善し悪しを決めるのですから大変なことです。
今日も朝から工房にはストーブの火が赤々と燃え、立ちこめる湯気の中で汗だくの作業に余念がありません。
研究会屈指の作家、久美子さんとゆたかさんの渾身の作品が染め上がりました♬♬
この後またじっくり寝かせて、目覚めの時を待つ古代技法による鹿角茜染です(☆。☆)