いつかさんの紫根染のストール

いつかさんの紫根染のストールが実にいい色合いになっているのに驚きました。

いつかさんは、伝統の紫根染・茜染に魅せられて、昨年末に埼玉から鹿角に移住され、会員になりました。紫根染のストールは、移住前の昨年5月にご夫妻で工房に体験に来られた時に染めたものです。鹿角の伝統の古代染めは下染を繰り返した後1年以上寝かせることを聞いて、じっくりと寝かせていたそうです。まさに古代染めの枯らし技法(下染の後に長い期間密閉した箱で寝かせる)の効果を目の当たりに見せてもらいました。素敵な笑顔に高貴な紫根染がより鮮やかに映えていいですね。

平成26年に、サワフタギの灰汁で120回の下染を施し、鹿角の日本ムラサキで染めた古代鹿角紫根染のテーブルセンターも、深い色合いになってきました。