「雑草という草はない」
草花ひとつひとつの命の煌めきが、万太郎の人生を彩る♬♬
NHK朝ドラ「らんまん」を楽しんでみています。
画面に映し出されたひときわ鮮やかなブルーの花「つゆくさ」が目に飛び込んできました。
雑草にしか見えない植物ですが、別名「おうせき草」(☆。☆)
牧野富太郎博士は、「雑草という草はない」という。まさにそうですよね。
かつて、鹿角の紫根染・茜染の絞りには、このつゆくさが大切な役割をもっていました。
絞りをする前に、このつゆくさの汁で印付けをするのです。印付けの画像の左下にあるお皿に入っているのがつゆくさの汁です。
今は簡単に記し付けペンを使うのですが、昔の人の知恵は凄いですね。
染め上がった牛首紬の古代鹿角紫根染「小桝絞り」です(☆。☆)
古代技法で3年かかってやっと完成!
100回を超える下染で布地は固くなり、絞り作業はまさに「泣き絞り」(;.;)
日本ムラサキを搗いて染める本染も、紬の布地は思うように色が入りにくく・・・(;.;)
古代染の難しさを実感します。
染料の日本ムラサキも、今は、野山で見つけることができない絶滅危惧種。
牧野富太郎博士の描いた「日本ムラサキ」は、どこで見つけたものでしょうね。