古代鹿角紫根染
たくさんのドラマを残し、北京オリンピックが幕を閉じました。
フィギュアスケートでは、いろいろな紫色の衣装を纏った選手の活躍を楽しむことができました♬
紫色って、本当にたくさんの種類があるんですね。
今日の紫は、古代鹿角紫根染(☆。☆)
真っ白な雪の中でいちだんと冴えわたるような染め上がりです。
そう言えば十和田高校のかづの学発表会で、高校生が鹿角の下染めは、「金属イオン、阿修羅のごとく~6本の手が染料の茜色をがっちりとつかみ取る」と表現していました。
だとしたら~120回も下染めをした布は、120本の阿修羅の手が鮮やかな紫色をがっちりとつかみ取ると言うことかな・・・?
古代技法から生まれる鮮やかな色合いは、多くの時間と手間によって作り出されます。
たくさんの紫根を使い何日もかかって染め重ねる染め方とは違って、なかなか思うようにいかない鹿角紫根染です。
朝早くから夕方遅くまで一日がかりの本染め工程12回!
何度も何度も搗いた日本ムラサキの根はまるでマグロフレークのようになります。
染め終えた鹿角紫根染は、一つとして同じ色に染め上がりませんが、自然から頂いた色に心はほんわか和みます❤❤