彩る街かづの染め体験にお越しのお客様

「野に出て ひがしこにしこ ほりためて 染るとぞきく かづのむらさき」
江戸時代の紀行家菅江真澄は、南部紫として全国に知られた「かづの紫」を歌に詠んだり、ムラサキを搗くむらさき臼を百臼の図に記したりしています。
先日、彩る街かづの染め体験にお越しのお客様を花輪の町にご案内いたしました。
市日にある標注「菅江真澄の道」の前で、記念撮影(☆。☆)
朝市では、マルメロや鹿角りんご、新鮮な野菜など買い求めたり、あんとらあの花輪ばやしの豪華な屋台に感心しながら太鼓を叩いてみたり、ムラサキの里づくりの活動にも興味津々でした。
工房では、人間国宝になられた栗山文次郎さんの古代鹿角紫根染の布団の色合いに魅入っておられました。90年経ってもなお色鮮やかな神の坐す布と褒め称えられた栗山家の紫根染です。
鹿角の歴史と文化にふれながらの鹿角の旅を楽しんでくださり、素敵な出会いに心から感謝です。