花輪小学校4年生茜染の下染めをようやく終えました

花輪小学校4年生茜染の下染めをようやく終えました。
晴れた日を選んでのハンカチ80枚の下染め作業です。

鹿角の染めは下染めが肝心!
ハンカチの場合は、椿の灰汁汁(あくじる)に浸して、お日様の下でひっくり返しながら干す作業を3回行います
乾いたらまた新しい灰汁汁に浸して干し、浸しては干しの繰り返し。
どの子のハンカチにもお日様がいっぱい当たるように、配慮しながら作業を進めます。
染めあがりを左右する下染めですから、小学生だからといって手を抜くことはできませんからね。
アルミ成分をいっぱい含み下染めを終えた布は、この後3ヶ月間桐タンスに寝かします。

栗山文治郎さんの古代かづの茜は、優美でまるで匂うがごとくです。
子どもたちが栗山家の紫根染・茜染を学びながら茜染体験を楽しみ、郷土鹿角を誇りに思ってくれることを願う私です。

4年生に染めてもらう今年のハンカチは、「バーバリー綾」。
こんな贅沢な茜染体験ができる花輪小学校の子どもたちは幸せですね。
試しの染めはまずまずの染め上がりです。
夕茜のハンカチに、子どもたちはどんな模様を描くのでしょう。
笑顔に会えるのは11月末です。
楽しみ、楽しみ♬