いよいよオリンピックの開催です。
コロナ禍の中での開催については賛否両論で大変な状況ですが、このオリンピック開催に向け、ご尽力なさった方々がたくさんおられることでしょう。

小山尚元先生もそのおひとり。
1936年ベルリン五輪に由来するドイツ柏「栄光の樹」を育て、アスリートや世界中の方々に勇気と希望を届けたいと、国立競技場に植樹する取り組みを長年頑張ってこられました。
念願叶い、小山先生の育てたドイツ柏が、今、国立競技場に展示されています。

岩手県立平舘高校の校章はムラサキがデザインされています。それは、初代校長の小山真一郎先生が野生の紫草を昭和24年に、天皇陛下と共に吹上御苑に移植されたことを記念して製作されたものです。
初代校長の甥子にあたる小山先生は、平舘高校の紫根染のつながりで研究会にも熱い応援をくださっています。

世界が今、コロナと闘う中、戦争や病気や多くの困難を乗り越え生をつないできた一本の木に、小山先生は「世界への希望になってほしい」と願いを託し、国立競技場に届けました。
ドイツ柏は、パラリンピックが終了後に国立競技場の周辺に地植えされることになっています。
選手のみなさんの素晴らしい活躍と素敵な笑顔につつまれますように。

栄光の樹は、オリンピック・パラリンピックにゆかりのある全国各地に植樹されています。
鹿角市への植樹も実現出来たら嬉しく思います。