栽培日本ムラサキを使って古代染技法で染め上げました


鮮やかに染まった「かづの紫」を手にした久美子さんのキラキラの笑顔(☆。☆)
一昨年、猛暑にもめげず工房の庭で下染めをし、一年間寝かせた反物を、昨秋、栽培日本ムラサキを使って古代染技法で染め上げました。
熱心に染色研究に取り組み、鹿角の染めを追究した久美子さんの渾身の作品は、根気、根気が紡ぎ出した万葉の技と彩りです。
これまで、研究会では会員同士で技術交流を図りながら復活を目指し、次世代を担う子どもたちに伝える活動を進めたり、体験を行ったりしながら継承活動を進めてきました。
このような時にいつも熱心に頑張ってくださる久美子さんに、エールをおくりたいです。
鹿角が誇る「古代鹿角紫根染」の魅力を伝えていけるように、これからも一緒に頑張れたら嬉しく思います。