歓声があがった十和田高校の茜染

染め上がった絞り模様に思わず歓声があがった十和田高校の茜染。
鹿角の伝統の絞りにちょこっと工夫があったりして
みんな違ってみんないい!!
野球部の生徒さんたちは、絞り学習の時に試合があったので、放課後に絞りを頑張って本染めに熱心に取り組みました。
「五感を生かして~」
高校生は、この課題にも熱心に向き合い
長時間の作業の合間にクイズも楽しんで、とても真面目でした。
栗山家では、染液を作る時、針金で修繕したギブスザルを使っていました。
この話を興味深く聞き、修繕したザルが使えないのは紫根染と茜染のどちら?の問いに
マスクを外しニオイを嗅いで
「針金が酢と化学反応を起こすから、茜染には修繕したザルを使わない。」
と、発表した男子生徒の答えにみんな納得でした!
貴重な染液をしぼり出すために棒を使っている写真を見ては、
「てこの原理だ。」と発表
大活躍の男子でした。
女生徒もまた素晴らしい。
熱い染液に素手を入れて加減をみているのに驚いて
「熱くないですか?」
「大丈夫よ。心頭滅却すれば・・・」という私に、すかさず
「火もまた涼し」と応えてくれました。
さすがは、十和田高校生(・・||||rパンパンッ)
ワークシートに素敵な感想を見つけました♬
☆「実際にやってみて、熱い染液に入れたり布がよく染まるように神経を使ったりの作業を、昔はもっと時間をかけて、一日中やっていた栗山家の皆さんは凄いなと思いました。このような伝統的なものを後世にまで受け継いでいきたいと思います。」
バトンをつなげてくれそうな高校生たちが頼もしく思えた茜染体験でした。