仙台東北電力 グリーンプラザ鹿角紫根染・茜染研究会の展示 最終回の入れ替え

仙台東北電力グリーンプラザで行われている鹿角紫根染・茜染研究会の展示が最終回の入れ替えになりました。
3回目の展示は、9月27日までとなっています。
杜の都、仙台で展示して頂いたことは、会員にとって大きな励みになっています。
コロナ禍と猛暑続きの中を、わざわざ足を運んでくださる方々がおられることをとても嬉しく思います。
今回の紫根染・茜染は、鹿角に古くから伝わる大枡、小枡、立枠の伝統の絞りの他に、古典調のオリジナルなものや板締めなどの作品が展示されています。
これまでと違った雰囲気を楽しみながら、栗山家の楚々とした匂やかな気品ある鹿角むらさきや燃えるようなかづの茜の鮮やかな夕映えに思いを馳せてもらえたら嬉しく思います。
奈良時代から受け継がれ、全国に比類ない、美しい染め物と言われた「鹿角紫根染・茜染」は、鹿角の自然豊かな風土に育まれ、先人たちの知恵によって生み出された郷土の宝です。
「いにしえゆ 鹿角乙女のまことをば
     こめて染めけん 茜むらさき」
鹿角の歌人、高杉露星が詠んだ心に響く一首です。
たくさんの方々の応援に感謝しながら、古代技法の復活に向け頑張っていきます。