人間国宝栗山文次郎さんが染めた作品を「旧酒店 小田島家を飾る鹿角紫根染・茜染展」にて展示いたします

アメリカから里帰りした、人間国宝栗山文次郎さんが染めた作品を「旧酒店 小田島家を飾る鹿角紫根染・茜染展」にて展示いたします。
ニューヨーク在住の会員さんが、届けてくださった袱紗と風呂敷です(☆。☆)
日経新聞の掲載記事がご縁で、鹿角まで足を運んでくださるようになって、今春3度目のご訪問となった方からの贈り物です。
今まで見たのとはまた違う、深い、深い色合いの紫根染です。
このような格調高い染めは、文次郎さんにしか出せない染め色でしょう。
なんと言っても、サワフタギの灰汁汁で120回の下染をし、鹿角に自生していた山のムラサキの根っこで染めた、まぎれもない古代鹿角紫根染です。
100年も経っているのではないでしょうか。
崇高優美としか言い表せない、人間国宝のなせる技です。
絞りは、どちらも花輪絞り(☆。☆)
深い紫色の中にふんわりと染め残された花輪絞りは、味わい深く魅入ってしまいます。
二度も太平洋を渡って、ここふるさと鹿角に帰って来てくれた袱紗と風呂敷を、たくさんの方々に見て頂きたいです(*^▽^*)
花輪ばやし期間中の19日(土)、20日(日)、栗山文次郎さんの染めの素晴らしさをぜひ肌で感じてみてください。