工房はすっぽり雪に覆われてしまいました

2021年も残すところあと4日。
工房はすっぽり雪に覆われてしまいました。
最後の染色研究は、今年の紫根で染めた古代染でした。
さわった手が赤くなった日本ムラサキを見て、みんなの顔も紅潮(☆。☆)
栗山家の古代技法を忠実に再現するのに、搗いては染め、搗いては染めを繰り返すこと12回。5人で汗だくの作業でした。
昨年夏に120回の下染めを施して、温度と色にこだわりながら一回ごとに風を入れ染めた羽二重です。
10回目に風を入れた羽二重は、なかなかに鮮やかで雪景色に映えて見えました。
文次郎さんの紫根染や、文一郎さんの「経験と勘だすな。」の言葉に近づくにはまだまだ修行、修行ですけどね。
今年もたくさんの応援をありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。