2020東京オリンピック・パラリンピックNIPPON フェスティバル
東京五輪・パラリンピック組織委員会が、大会の公式プログラム「2020東京オリンピック・パラリンピックNIPPON フェスティバル 」の一環として行われる「東北復興」をテーマとしたイベントの開催を発表しました。
そのプロジェクトに、鹿角紫根染・茜染研究会も協力させて頂きました。
10メートルの巨大操り人形「モッコ」の髪の毛に、東北ならではの伝統工芸品が使用されることになり、秋田県から鹿角紫根染・茜染が選ばれました。
東京2020 NIPPONフェスティバルしあわせはこぶ旅
モッコが復興を歩む東北からTOKYOへ
https://tokyo2020.org/ja/events/nippon-festival/tohoku-mocco
モッコの製作の様子や東北六県から提供された伝統工芸品の染物・織物の写真が紹介されています。
「モッコ」は、東京五輪を目指して、岩手、宮城、福島3県を巡って被災地の人々のメッセージを預かり、夢と笑顔やたくさんのしあわせを運んで、2020東京オリンピックで復興を歩む新しい文化を世界に発信することになっています。
世紀の祭典に、鹿角紫根染・茜染の彩りを添える機会を頂いたことをとても嬉しく光栄に思います。
一昨年8月に提供した染め物は、何度も何度も下染め加工をし、日本ムラサキとアカネの根を使って、10回の本染工程で染めた古代技法による鹿角紫根染と茜染です。
昨年、NHKテレビに完成間近のモッコが映し出された時に、
頭の髪の毛にむらさきとあかね色を見つけることができました❤❤
コロナ禍で開催が心配される東京オリンピック・パラリンピックですが、
鹿角の伝統文化を守り伝えた先人たち
復活を目指し一緒に頑張ってきた仲間たち
温かく応援してくださる皆さま方に心より感謝しながら
楽しみに待ちたいと思っています。