椿の花「西王母」

椿の花「西王母」が一段と鮮やかに咲き誇り
ピンクの藪椿も今が盛りです。
紫根染・茜染にはこの椿の枝葉やサワフタギなどの灰汁が下染めに使われます。
鹿角では古くから下染めにはサワフタギが使われていました。
サワフタギを使って下染めをした紫根染は、より色鮮やかさを感じるように思います。
玉川のダムや八幡平の別荘のあたりには、このサワフタギがいっぱい生えていたそうですが、今では野山にあまり見られなくなってしまいました。

庭に植えているサワフタギがようやく芽吹いてきました。
初夏には白い花をつけ目を惹きつける涼やかな落葉低木、
染めに使える日がくるのが楽しみになります。