ホームページ開設にあたって
◼︎青垣山をめぐらし自然豊かなここ鹿角には、
奈良時代から伝わったとされる優美な染め物
「鹿角紫根染・茜染」があります。
◼︎かつては、
京紫や江戸紫と並び日本三大紫の一つに挙げられ、
全国に名を知られた紫根染・茜染は、
年を経るごとに鮮やかさを増し、
栗山家の「古代鹿角紫根染・茜染」は、
神の坐(いま)す布と称えられました。
◼︎花輪小学校の校歌にも
“あかねのみやびか におえるむらさき”と歌われ、
花輪第一中学校の校旗と運動着も伝統の紫色を使い、
花輪高等学校の同窓会誌の表紙にも
人間国宝になった栗山文次郎さんの紫根染・茜染が使われています。
鹿角紫根染・茜染は、まさに郷土の宝と言える
鹿角が誇る伝統文化です。
◼︎「鹿角紫根染・茜染」の復活と伝承を目指す
私たち鹿角紫根染・茜染研究会は、
鹿角紫根染・茜染工房を活動拠点に、
会員が集い染色研究をしたり、技術交流を図ったりしながら
鹿角紫根染・茜染の再現を目指しています。
◼︎これまで、文化庁伝統文化親子教室やでんぱくなどで、
体験を通して鹿角の文化遺産に親しんでもらったり、
次世代を担う子どもたちが郷土への愛着や誇りをもち
豊かな人間性を培うことができるように、
小学校や中学校、十和田高校でふるさと学習を進めたりしてきました。
◼︎3月には、
かづのシティプロモーション認定事業で、
花輪商店街のアーケードに60本のタペストリーをなびかせ、
「伝統の紫根染・茜染彩る街」のイベントをくり広げます。
◼︎鹿角の豊かな自然と
先人たちの努力によって育まれてきた、
全国比類ない染め物と言われた紫根染・茜染を
たくさんの方々に知ってもらい、雅な染めの街として鹿角の魅力を全国に発信します。
◼︎鹿角紫根染・茜染研究会は、
会員が力を合わせ、復活と伝承を目指しながら
地域に笑顔と活気が広がる活動を広げ、伝統文化の輪を紡いでいきます。
鹿角紫根染・茜染研究会より