比内支援学校かづの校の高等部農園班さんが紫根染の古代技法にチャレンジ

比内支援学校かづの校の高等部農園班の生徒さんと先生が紫根染の古代技法にチャレンジしてくださいました。

かづの校では、春早くの芽だしから収穫までの日本ムラサキの栽培に熱心に取り組んでくださり、秋には見事な紫色を呈した紫根を掘り上げることができました。

自分たちで栽培した鹿角ムラサキを使っての染色はもちろんのこと、先生も生徒さんも古代技法は初体験。ムラサキの根を搗いては染め、搗いては染めの作業を繰り返し、丸一日かかっての活動にクタクタになりながらも色濃く染まっていくポケットチーフを見ながら嬉しそうな様子でした。

 ムラサキの栽培を通して郷土の伝統の文化にふれ、働くことの大切さや達成感を味わってくださったとしたら、私たちにとってもこの上ない大きな喜びです。ご協力頂いたかづの校の先生方、収穫後の乾燥や染料として使うための作業などを土まみれになりながら頑張ってくださった園芸担当の金子先生、進路後援会の柳沢会長さんに心より感謝申し上げたいです。

ふるさと鹿角の太陽と豊かな大地が育んだ植物たち、そして熱い思いを寄せる人たちとが織りなす紫根染、今日も幸せを運んで来てくださいました。