花輪中学校科学部の皆さんが、工房にお越しくださいました

花輪中学校科学部の皆さんが、工房にお越しくださいました。
部活動で布の研究を進めていたところ、茜染の布に消臭効果があるとわかり
茜染の効能について調べているところだそうです。
工房に来るのをとても楽しみにしていたらしく
茜染に使う原料は?
染める行程は?
自生のアカネはどんな植物?
栽培の茜との違いはあるの?
などなど知りたいことがたくさんでした(☆。☆)
染める原料を採集するのは大変難儀な作業です。
築山の石組の所に自生している茜の根っこを掘り上げるのは大変でしたが
畑のアカネは簡単に掘り上げることができて嬉しそう♬
自生の茜の根が、しっかり赤い色をしているのを見て驚いていました(゜-゜)
下染に使うサワフタギと椿の木の観察に、興味津々♬
サワフタギと椿の灰汁汁で下染めした布で染めた茜染の色合いが
違うことに目をパチクリしてました(゜-゜)(゜-゜)
自生のアカネと栽培のアカネでは染め色が少し違うことにも気づいてくれたようです♬
下染めを120回した羽二重を10回本染めした布が、染め重ねるごとに色が変化するのを見たり
灰汁汁をかき混ぜてみたり
臼で搗く模擬体験をしたり
汗だくで大忙しの工房での時間でした。
酢を使ったのと使わない茜染では、染まり方が違っている布を見ながら
工房にある花輪酢が大切な役割をもっていることにも納得していました。
手間暇のかかる手仕事で、長時間の染め行程によって生み出される鹿角の茜染(☆。☆)
工房での学びが役立ってくれたら嬉しいな。
茜の根には血行を促す力があるらしく、古くから女性は冷えから身を守るために茜染めの布を身につけていました。
浄血作用があって、婦人病や神経痛に効果があるとも言われています。
昔から女性のお腰や男性のふんどし、赤ちゃんの産着などに茜染が使われていました。
染料としてだけでなく、薬用効果も重視されて、リラックス効果、自然殺菌、消臭効果も期待できるようです。
ぜひ花輪中学校科学部のみなさんに研究を深めて頂きたいです。
そうそう、「魏志倭人伝」には卑弥呼が茜染めの絹布である「絳青縑(こうせいけん)」を、魏の王に献上した物としての記述がありました。
弥生時代後半には、すでに日本に茜染めの技法があったということです。
卑弥呼は、どんな茜染を身につけていたのかな~
考えただけでワクワクしてきます♬♬



