サワフタギの白い花が見頃を迎えました

サワフタギの白い花が見頃を迎えました(☆。☆)
古代鹿角紫根染・茜染を美しく染めるためには、このサワフタギが下染めに欠かすことの出来ない貴重なものでした。
今では、媒染剤に椿灰を使うことが多くなってしまいましたが、
サワフタギの木灰は、アルミ成分をたっぷりと蓄え、ミネラルを含んで最適な媒染剤として使われていました。
栗山家で使用していた灰汁汁を入れる樽や桶、ひしゃくなどは、アルカリ性の強いサワフタギでザラザラになって痛んでいます。
鹿角市歴史民俗資料館に展示されている道具を見る度に、下染めを頑張っていた栗山文一郎さんと奥様ケフさんをいつも思い出します。
サワフタギの枝葉を焼いて媒染剤を作り、夏の炎天下で汗を流しながら120回もの下染めをし、優美な古代鹿角紫根染・茜染を生み出していたのです(☆。☆)
下染めが終わる秋頃には、サワフタギはブルーの実をいっぱいつけます。
今秋も我が家のサワフタギの木には、たくさんのブルーの実が見られそうです♬♬