東京の女子美術大学の先生方が、鹿角の古代染体験にお越しくださいました

東京の女子美術大学の先生方が、鹿角の古代染体験にお越しくださいました。
大崎教授をはじめ、芸術学部デザイン工学科で工芸専攻の学生を指導されている4人の先生方です。
大崎先生は、花輪ばやしの屋台修復のお仕事で度々花輪にお見えになり、昨年の小田島家の展示会にもいらしてくださいました♬
刺繍がご専門の大崎先生は、今回ご自分で蚕から作ったという素晴らしい絹糸も見せてくださいました♬
サワフタギの調査も熱心で、陸前高田市のサワフタギで灰作りもしておられます。なんだかこれからの交流も楽しみになりました。
「鹿角のサワフタギがニシコオリと呼ばれているのは、錦の織物に使うからですよね。」
「サワフタギで下染を120回して染める鹿角の紫根染が、今もこのように鹿角に残っているのは運命としか言いようがないですよ。」
と、熱く語っておられました。
ホテルに二泊しての紫根染体験は
一日目はゆっくり絞りを楽しんで~
次の日は、朝から夕方までくたくたになっての本染め作業です。
さすがは、女子美大の先生方( ・_・;)
絞りを縫う時には初めて見る縫い方を見せてくださり驚きました。
染色の手仕事の良さにも感心しました。
やはり!
昨年発行の美しいキモノ秋号に山崎和樹先生が「紫根染の歴史と染色方法」で紹介していた女子美術大学染織文化資源研究所の調査研究された大崎先生たちですからね。
女子美大の博物館に所蔵されている江戸時代の「近江八景模様小袖」の紫根染を観てみたいなと思いました❣
貴重な日本ムラサキを4人で1㎏使って染め上げた紫根染を手に、大満足のみなさまの笑顔をご覧ください。
私たちにたくさんの学びの場をくださった女子美大のみなさま、ありがとうございました。