秋田県美術工芸協会第41回展で秋田県知事賞を頂きました♬

秋田県美術工芸協会第41回展で秋田県知事賞を頂きました♬
一昨年の秋田県知事賞受賞に続いて、2回目の受賞に我ながらびっくり( ・_・;)
前回の受賞作「時を超えて~古代鹿角紫根染・茜染」は、鹿角の特徴とされる絞り模様をあしらった作品でした。
今回の受賞作は、古代技法による鹿角紫根染の鮮やかな色にこだわって、あえて絞りを入れない無地のちりめんの着物「紫香」です(☆。☆)
2020年の夏に下染120回、その後桐タンスに1年半程寝かせて
2022年に本染12回の工程で染めた高級絹織物の反物を仕立てたものです。
長い時間がかかる古代鹿角紫根染ですが、
本染だけは、まる1日かけて同じ日本ムラサキの根を搗いて染める、油断のできない真剣勝負です。
禊ぎをはらい、お神酒を供え~そんな気持ちで❣
朝早くから10時間を超える汗だくの本染作業です。
秋田市アトリオンの会場に金銀銅木目金をはじめ、ろうけつ染めや銀線細工など素晴らしい工芸作品76点が並び、その中で鮮やかな色の古代鹿角紫根染に高い評価を頂き大変光栄に思っています❣
憧れの栗山家の染めに少しでも近づこうと追い求め、これまで歩んできた道に
少しばかり曙光が見えてきたように感じています。
これもひとえに鹿角紫根染・茜染を後世へ繋げる活動を一緒に進めている素敵な仲間や鹿角に熱い思いを寄せ応援をくださるみなさまのお陰と感謝いっぱいです。
心よりお礼を申し上げます。
近づきたくてもまだまだ近づけそうにない格調高い栗山家の古代鹿角紫根染ですが、これからも先人への尊敬と感謝を忘れず、よりいっそう精進を重ねていきたいと思います。
未来へと繋げていくために♬♬