下染め130回が終わりました

からりと晴れ上がったスポーツの日
下染め130回が終わりました♬♬
栗山文次郎さんは、茜染はサワフタギで下染め130回を繰り返していました。
下染を終えた布は、1年から2年間しっかりと寝かせ、その後に本染12回で優美なかづの茜に染め上げています。
紫根染と茜染の下染回数は、紫根染が120回、茜染は130回。
下染回数の違いで染め上がりがどのように違うのかも確かめてみたいと思います。
昨年、下染め85回を施していた振り袖用のちりめん絹地の下染めを、2年かかって130回終了♥
お天気の良い日を選んで、パリッと仕上げることが出来ました♬♬
かづの乙女たちが好んで着たというかづの茜は、一朝一夕には染め上げることができないですね。
来年の秋までしっかりと寝かせ、雅な夕茜色に染めてみたいと思っています。
16メートルの絹布が庭いっぱいに広がり
お日様があたって、ほんわか温かい布の上にちょこんと止まった赤とんぼ
よほど気持ちよかったのでしょうか。いっこうに飛び立とうとしません。
庭の日本アカネには黒い実がたくさんつき
サワフタギの木もブルーの実を纏って
庭はもうすっかり秋の装いです。
風にゆれるシュウメイギクの白い花や
弾けんばかりの黒い実をつけたヒオウギ、
工房前に咲いた黄色い菊も彩りを添えて
下染め130回おつかれさま~❣