鹿角市立花輪小学校の鹿角茜染学習は、早くも10年目になりました

鹿角市立花輪小学校の鹿角茜染学習は、早くも10年目になりました。
今年の4年生は、初めて大判タペストリーの製作に挑戦(☆。☆)
伝統の鹿角紫根染・茜染の歴史などを学ぶオリエンテーションの後に、グループごとに絞り模様を考え、シルクの布地に絞り模様を施し、一日かけて本染作業4回に取り組みました。
63人の2クラスを同時進行で行う本染は、指導する私たちにとって失敗が許されない緊張の連続。子どもたち以上にひやひやどきどきの一日でした。
長時間の作業工程なので、前半・後半と交代して、栗山家の下染した布に触れたり作品を鑑賞したり、工程を順序よく並べる問題を解いたりしながら熱心に作業に集中し、個性豊かな茜染タペストリーを染め上げることができました。
前日の染液づくりから活動に参加された横浜の会員の声が米代新報の記事に掲載されています。
「私は『伝統色彩士協会』で染色を勉強しており、長い歴史のある鹿角紫根染・茜染の古代技法を学びたいと参加させて頂いています。鹿角の自然の中で育った紫根と茜を使い、風土が生み出す唯一無二の色、それを育んできた伝統を子どもたちが学ぶということはとても大事なこと。目をキラキラ輝かせて作業する子どもたちは可愛いですね。」
体験後に「テレビや新聞などに出たり、今日も横浜から会員の人が来てくれたり、紫根染と茜染がたくさんの人に知られる程だから、花輪小学校の校歌にも歌われているのかな。」と感想を述べる子どもがいました。
「あかねの雅か 匂える紫~」と、校歌を声高らかに歌う子どもたちに、鹿角茜のタペストリーは目映いばかり(☆。☆)
子どもたちから美しい文字でしたためられた素敵なお礼状が届きました♥♥♥
なんと!研究会に入りたいというお子さんが3人もいました( ・_・;)
「ぼくは、お話を聞いて思ったことがあります。~2つ目は、茜染がみんなに愛されていることです。理由は、外国の人や秋田県以外の人が秋田に来て、茜染をしているからです。それに、ぼくも茜染が好きだからです。ぼくも、いつか研究会に入りたいです。~」
「私は、大人になったら紫根染・茜染研究会員になってみたいなあとすごく、すごく思いました。私は、大きくなったら研究会に入りたいのでなくならないでくださいね。」
さて、さて・・・また頑張らなくては♬♬