下染め120回達成しました!
ようやく下染め120回達成しました~。
5月から始めた椿の灰汁に浸しては干し、浸しては干しの作業もいつしか5ヶ月が経過し、庭にはアキアカネが舞い飛び、シュウカイドウやシュウメイギクが咲く季節になってしまいました。
陽だまりの布の心地よさに誘われて、ちょこんと留まる虫たちもなんとなくかわいらしく思えてきました。
古代鹿角紫根染・茜染を最後まで守り抜いた栗山文一郎さんの「あきもせず苦にもならず、連綿と続いた古代の染めを守るのが自分の責務。」と話された言葉に突き動かされた5ヶ月でした。
炎天下での下染が、時が経つごとに鮮やかさを増すという鹿角の古代紫根染・茜染を染め上げるのです。
この後、下染で黄色くなった布は一年間桐の茶箱に寝かされ、来年秋の本染を終え着物に染め上がります。