こぼれ種から発芽したムラサキがたくさんの種をつけ始めました

工房の玄関前で、こぼれ種から発芽したムラサキがたくさんの種をつけ始めました。
このムラサキの根が紫根染の染料となります。
江戸時代の紀行家菅江真澄は、鹿角を訪れた際にムラサキの根を臼で搗くむらさき臼を描いています。
栗山家でも石臼を使って根を搗いては染め、搗いては染めの本染めを12回も繰り返し、時が経つごとに鮮やかさを増すと言われた鹿角の古代染に一生を捧げました。
今年のムラサキはどんな彩りを見せてくれるのでしょう。楽しみが広がります。