八幡平中学校1年生が茜染を体験

5月に鹿角市立八幡平中学校の1年生(31名)が

校外学習で茜染を体験してくれました。


 

 

 

 

紫根染・茜染の歴史についての学習と絞りは、事前に学校で行いました。

 

4年前に校舎を建て直したばかりの八幡平中学校は、とても綺麗で素敵な学校で、この日はあいにくの曇り空でしたが、玄関前から五の宮山がよく見えます。

 

 

 

 

 

下染を施しておいた布に

模様の輪郭を縫って、中を巻きあげる「縫い巻き絞り」に挑戦してもらいました。

 

5月30日

校外学習当日、コモッセの調理室で、いよいよ茜染の体験です。


 

 

 

椿の灰汁汁で丁寧に先媒染をし、染液に入れると布が徐々に染まっていきます。

 


 

 

 

 

栗山文一郎さんが染められた紫根染と茜染の作品や、120回下染された羽二重などを実際に見てもらいました。

 


 

 

 

 

 

 

休憩中にも1人、丁寧に作業している生徒さんがいました。

物作りが好きなのだそうで、「将来は染師さんだね!」と盛り上がりました。


 

 

 

 

 

 

染色を繰り返し、染めあがったら丁寧に絞りをほどきます。

「早く模様が見たい。」と焦る気持ちを抑えて慎重にほどいていきます。


 

 

 

 


 

 

とても素敵な、世界に1枚だけの茜染のハンカチが染めあがりました。

八幡平中学校の皆さんと鹿角に伝わってきた紫根染・茜染の歴史について学びながら楽しい作品作りができて嬉しかったです。

 


 

 

 

 

 

体験してくれた八幡平中学校1年生の皆さん、ありがとうございました。